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スポーツ向け日焼け止めの選び方
UVカット・耐水性で選ぶポイント

屋外スポーツでは、強い紫外線と大量の汗にさらされるため、日焼け止めの「UVカット値」と「UV耐水性(ウォータープルーフ・スウェットプルーフ)」が重要です。
UVカット値に着目する
紫外線を防ぐ効果を示す指標として「SPF」と「PA」があります。
- SPF(Sun Protection Factor):肌に炎症を引き起こす紫外線B波(UV-B)を防ぐ効果を示し、SPF1からSPF50までの数値で表示されます。数値が高いほど防御力が強く、50を超える場合は「SPF50+」と表示されます。
- PA(Protection Grade of UVA):肌をすぐに黒くする紫外線A波(UV-A)を防ぐ効果を示し、「PA+」から「PA++++」までの段階で表されます。+の数が多いほど効果が高く、UV-Aはシミやしわの発生に関わっているといわれています。
長時間の屋外スポーツには、SPF50+ / PA++++ の高機能な日焼け止めがおすすめです。短時間の活動には、SPF30 / PA++〜+++でも十分な場合があるため、使用シーンに合わせて選びましょう。
UV耐水性(ウォータープルーフ・スウェットプルーフ)に着目する
汗や水に強い日焼け止めは、スポーツ中の紫外線対策に必須です。
「UV耐水性」は、国際規格(ISO18861)に基づいて評価され、汗や水によって日焼け止めが流れ落ちにくいかどうかの目安になります。日本では、この国際規格をもとに、業界団体が表示方法を含めた自主基準を定めています。水や汗に触れても日焼け止めの効果を一定時間維持できる製品には、「UV耐水性★」または「UV耐水性★★」と表示することができます。
- UV耐水性★:水浴条件が合計40分(20分×2回)で耐久性ありと判断された場合。
- UV耐水性★★:水浴条件が合計80分(20分×4回)で耐久性ありと判断された場合。
UV耐水性表示がある製品を選べば、汗や水によって効果が失われにくく、安心して運動を続けられます。製品に「ウォータープルーフ」「スウェットプルーフ」と記載があっても、必ず公式な耐水性表示を確認しましょう。
快適な使い心地で選ぶ
日焼け止めの使用感は、運動中の快適さを大きく左右します。べたつきや白浮きを避けたいなら、以下のテクスチャーの特徴を参考にしてみましょう。
- ジェルタイプ:軽くてみずみずしい使用感。汗をかいてもベタつきにくく、夏場のランニングに最適。
- ミストタイプ:スプレーで手軽に塗り直せて、ゴルフなど途中での再塗布がしやすい。
- クリームタイプ:紫外線防止効果が高く、水辺や激しい運動にぴったり。肌に密着して落ちにくい。
肌質や使用シーンに合わせて選ぶことで、快適かつ効果的な紫外線対策が可能になります。
日焼け止めの効果をしっかり発揮させるには

日焼け止めは、ただ塗るだけでなく、タイミングや塗り方、塗り直しの頻度によってその効果が大きく変わってきます。正しく使って、紫外線対策を万全にしましょう。
日焼け止めを塗るタイミングとおすすめの塗り方
日焼け止めを効果的に使用するには、屋外に出る30分前には塗っておくのがおすすめです。肌になじんで定着するまで少し時間がかかるため、余裕を持って準備を。スキンケアや化粧下地の後に塗ると、ムラになりにくくなります。
塗り方のポイント
- 洗顔後、スキンケアの後に塗る
- ムラなく均一に塗る
- 汗や水分で流れた場合は、こまめに塗り直す(2〜3時間おきがおすすめ)
部位別の塗り方ポイント
- 顔:額・頬・鼻筋・あごなど、出っ張っている部分は紫外線を受けやすいため、重ね塗りするのがおすすめ。特に鼻筋は焼けやすいので注意。
- 耳・首・うなじ:忘れがちな部位ですが、紫外線がしっかり当たるので丁寧に塗りましょう。首の後ろは髪で隠れていても反射光で日焼けしやすいです。
- 腕・手の甲:手首や肘の内側などもムラになりやすいので、しっかり塗り広げて。手の甲は特に日焼けしやすいのでこまめな塗り直しを。
- 脚:ハーフパンツなどで肌が露出する部分は広範囲になるため、たっぷりと塗ることが大切。膝や足の甲も忘れずに。
日焼け止めの塗り直しが必要な理由
スポーツ時は汗やタオルで拭う動作により、日焼け止めが落ちやすくなります。また、時間が経つにつれて紫外線防止効果は徐々に低下していくため、長時間屋外で過ごす際は、2〜3時間おきの塗り直しを徹底しましょう。また、帽子・サングラス・アームカバーなどの日焼け対策グッズを併用することで、紫外線からのダメージをさらに軽減できます。
日焼け止めの落とし方|肌トラブルを防ぐクレンジングのコツ
日焼け止めをしっかり落とさずに放置すると、毛穴詰まり・ニキビ・乾燥・くすみなどの肌トラブルを招く恐れがあります。特に高SPF・耐水性タイプは密着度が高いため、日焼け止めの種類に合わせた適切な落とし方が必要です。
落とし方のポイント
- 日焼け止めの種類に合わせたクレンジングや洗顔料でしっかり落とす:ウォータープルーフや高SPFタイプにはクレンジングオイルやバームタイプが効果的。
- 摩擦を避けてやさしく洗う:強くこすらず、肌にやさしい力で丁寧になじませましょう。
- 洗顔後は保湿を徹底する:乾燥やバリア機能低下を防ぐため、化粧水・乳液・クリームで保湿ケアを。
SPF値の高い日焼け止めの落とし方
SPF50+などの高SPF値の日焼け止めは、肌に密着しやすく、通常の洗顔では落としきれないことがあります。そのため、落とす際にはオイルタイプのクレンジングを使うのがおすすめです。オイルは日焼け止めなどの油分を含んだ汚れをしっかり浮かせて落とせるため、肌への負担を抑えながらしっかりとオフできます。特にウォータープルーフタイプを使用した場合は、肌に残りやすいので丁寧なクレンジングが必要です。摩擦を与えず、やさしくなじませて落とすことを意識しましょう。
クレンジングの後は、洗顔で肌をすっきり整えたうえで、しっかり保湿ケアを行うことも忘れずに。紫外線やクレンジングによる乾燥から肌を守るために、保湿は重要なステップです。
日焼け止めを落とさずに放置すると
日焼け止めをしっかり落とさずにそのままにしておくと、毛穴に残った成分が皮脂や汗と混ざり、毛穴詰まりやニキビ、肌荒れの原因になることもあります。特に汗をかいたあとは、肌への刺激になることもあるため、運動後や1日の終わりには必ず丁寧に落とす習慣をつけましょう。
スポーツシーンにおすすめの日焼け止め
アクアゴールド UVカットクリーム

アクアゴールド UVカットクリームは、ランニングやゴルフなど汗をかくスポーツシーンにぴったりの日焼け止めです。高い紫外線カット性能と、軽やかな使い心地を両立し、敏感肌の方でも安心して使える設計が魅力。汗や水に強く、長時間の屋外活動でも肌を守ります。(写真は陸上選手 不破 聖衣来)
特徴
- SPF50+ / PA++++の国内最高基準で強い紫外線から肌を保護
- UV耐水性★で汗・水・こすれに強く、スポーツ中も安心
- ジェルのような軽やかなテクスチャーでべたつきにくく快適
- 敏感肌にも安心な低刺激処方
- 紫外線だけでなくブルーライトや大気汚染などの環境ストレス※から肌を守る
- ヒアルロン酸やオレンジフラワー水など保湿成分を配合し、うるおいをキープ
※紫外線、大気汚染物質、花粉などによる乾燥ダメージ

- ファイテン アクアゴールド UVカットクリーム
- 販売価格(税込)¥2,640
- 詳細はこちら
スポーツと紫外線対策は両立できる!
紫外線対策は、日焼けを防ぐだけでなく、スポーツ中の肌の快適さやコンディション維持にもつながります。SPF・PA値が高く、耐水性にも優れた日焼け止めを正しく選び、汗や水に強いアイテムを活用することで、炎天下のランニングや長時間のゴルフラウンドでも安心です。
さらに、塗るタイミングやこまめな塗り直し、落とし方まで意識することで、肌への負担を最小限に抑えながら、しっかりと紫外線をブロックできます。
紫外線対策は、習慣として取り入れることが大切です。お気に入りの日焼け止めを見つけて、アクティブな毎日をより快適に楽しみましょう。